| 市販の天然水は硬度2のものから硬度1816(ドイツのエンジンガー)のものまであり、用途によって使い分けたほうが良いと思います。硬度の高い水はミネラル分が多い反面、料理などに使うとミネラル分が食材に対して化学的に直接作用してしまいます。 |
用途別 ミネラルウォーターの利用法
| 用途 |
軟水 |
硬水 |
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| コーヒー |
◎ |
△ |
深煎りの一部のコーヒーは硬水のほうが良い |
| 緑茶 |
◎ |
× |
硬水を使うとタンニンに反応して黒っぽくなる |
| 紅茶 |
◎ |
△ |
緑茶と同じだがリーフの種類によって異なる |
| 日本料理 |
◎ |
○ |
硬水を使うとうまみ成分を分解してしまう |
| 炊飯 |
◎ |
× |
硬水で炊くとパサパサになる |
| 薬の飲み水 |
◎ |
× |
硬水は薬の成分に悪影響を与える場合があります |
| 煮豆 |
◎ |
× |
硬水で煮ると豆にしわができてふっくらしない |
| 粉ミルク |
◎ |
× |
粉ミルクは軟水用に成分調整されている |
| 製氷 |
◎ |
○ |
軟水で製氷すれば透明で融けにくい氷ができる |
| ポトフ |
○ |
◎ |
硬水のほうがアクが出やすい |
| パスタ |
○ |
◎ |
硬水のほうがコシの強いパスタができる |
| ダイエット |
× |
◎ |
硬水は便秘解消に役立ちます |
| ミネラル補給 |
○ |
◎ |
ミネラル含有量が硬水のほうが多い |
| 酒の醸造 |
△ |
△ |
灘は硬水、伏見は軟水を使用。好みによります |
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紅茶の場合、ダージリンなどの高品質葉の場合は硬度50までの軟水、アッサム、ケニア、アールグレイ、ラプサンス・チョンなどの個性の強いリーフは硬水が適しています。コーヒーの場合は硬水が苦味成分を抑制する性質があるので深煎りの一部の品種(フレンチロースト、イタリアンロースト)では硬水のほうがおいしかったという話もあります。
緑茶の旨みを引き出すには軟水が適しています。これは緑茶のタンニンが天然水のカルシウムと結合して、タンニンの旨み成分も閉じ込めてしまうのが原因と言われています。
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「ミネラルは体にいいので赤ちゃんにも飲ませてあげたい」という話を聞いたことがありますが、赤ちゃんに硬度の高い水を与えると内臓の発達が未熟なため、下痢を起こしてしまいます。マグネシウムは軽い下剤として作用してしまうからです。ミネラルは食品からも摂取していますから、硬度の高い水を乳幼児に無理に飲ませる必要はありません。特に新生児のミルクを高い硬度の硬水で調合すると、粉ミルクメーカーが調整した数値を大幅に上回るミネラルイオンが体内に取り込まれてしまい危険です。さらに、重要なことですが、国産品と違い、輸入物のミネラルウォーターのほとんどは、一切除菌されておらず、製品に微量の生菌が含まれている場合もあることも知っておくべきでしょう。
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